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りんご畑育ち

色々と限界をむかえたオタク

オタクが転職した話

もっとみんな軽い気持ちで転職をすればいいと思います。
そして、これから社会人として世に出る方は趣味も含めた自分の生活スタイルに合う会社を選んでください。

 

会社を辞められない方の中には自分がいないと会社が周らないのではと思い、働き続けている方も多いのではないでしょうか。
私はそうでした。


新卒で入社した会社はなぜブラック企業大賞にノミネートされないのか不思議なレベルの会社でした。
入社理由なんて他の内定先が飲食やアパレルといったもので自分には絶対無理だから消去法で選んだという最低なものです。

社長には経営が思い通りにいっていないと会議で椅子を投げつけられた事もありました。
事務方の男性は立場が高いという企業なのでセクハラパワハラは当たり前でした。
残業代なんてもちろん出ない。

 

救いは現場の方はとても良い方が多く、私のことを娘や孫のように可愛がってくれた事です。
そして月に2~3回は「早くこの会社を辞めるように」と忠告し続けてくれました。ただ、文字通り会社に飼われる家畜だった私にはその言葉もあまり響かなかったのです。

 

しかしながら、そんな生活におわりはあっけなく訪れました。
ストレスから来る腸炎で緊急入院をしたのです。
推しの舞台のために、朝と夜は来るからお昼間の数時間だけは時間をくださいお願いしますという誓約書を書いてやっとの事でもぎり取った時間でした。シフトで決まっている休みの日なのに。

痛みで動くことすら辛い中緊急入院です。
ただその入院があったからこそ、会社を辞めようと思う気づきがありました。

 

入院中は薬で散らすために常に点滴をしている状況でした。


なので、基本はベッドの上での生活です。

ダラダラしながらPSPでゲームをする。持ち込んだDVDプレイヤーでひたすらテニミュを見る。寝たい時に寝る。

 

最高じゃないですか。

 

自分の好きなことが出来る時間がこんなに楽しいのか!と実感しました。あわよくばベッドではなくて劇場にいたかった…とすら思っていました。

 

そして退院してから初の出勤日にふと見た電車の扉に良くある良くある転職サイトの広告が貼り付けてあったのです。

 

今の生活満足してる?

 

それまではそんな広告を見てもなんとも思わなかったのに帰りの電車の中では、某エージェントの面談の予約を入れていました。
満足なんかしているわけないです。自分の好きなことして生活したいです。入院生活で好きなことを好きな様にする事の甘い味を覚えてしまいました。

その頃は幸いにも第二新卒がたくさん募集がかかっていた時期なので、面談から2週間で企業から内定を頂きました。

エージェントの方にはみっともないないと思いつつも泣きながら、今の自分の現状を正直に話しました。入院中にダラダラしていた生活が忘れられないこと、舞台を見るのが好きなのにそれすらもままならないこと、上司に怒鳴られたり椅子を投げられたりしたこと。
めちゃくちゃくだらない話だし、仕事じゃなきゃ私はどんなに仲の良い友人でもこんな話聞きたくないです。

しかしながら、エージェントの方もお仕事なので慣れているのでしょうが、すごく親身になって相談にのってくださりました。
辞められるか分からないし、お客様に迷惑がかかるかもと足踏みした時にはスパッと私の迷いを断ち切ってくれたことも大変感謝しています。辞める時の交渉方法から何から全てお世話になりました。

 

引き継ぎもしっかりした上で退職はしましたが、転職先は誰にも教えませんでした。

 

 2社目は日本人なら知らないわけがないレベルの大企業でした。
幸いにして言語力だけは突き抜けていたので、2年目を過ぎた辺りで海外支社に出向して欲しいという打診が来ました。

 

もちろん即転職です。

 

海外に行ったら俳優オタクは死にます。TVに出ているレベルの方のオタクなら死なないかもしれないです。しかし、私は舞台メインで活躍している人の俳優オタクです。舞台に行けないということ死に等しいので無理です。

 

そして現在人生3社目の会社です。
運が良いことに私の趣味を知っていた2社目役員の方が退職の際に声をかけてくれたので、そこでお世話になっています。
出張は多いけれど、平日ソワレでも余裕で行ける就業時間なのはすごく幸せです。全通が捗りますね。


結局は円環の輪のように続いていた仕事を、物理的に断ち切ったのが良かったのだと思います。
入院する時にスマホを持っていかなかったので、親が御見舞に来るときだけ持ってきてもらっていました。
たまに電源を入れると通知が100件近くくるレベルで会社から連絡は入っていましたが、ダラダラした生活の味をしめた私は、重要なもの以外は全て無視しました。
無視していたけど、会社はいつも通り業務が出来ているということは、私は居なくても会社はなんとかなるという気づきにもなったので結果オーライなのだと思います。


本格的に追い詰められていた時期は、ホームの端を歩くな1番前で電車に並ぶなと言われました。
ホームにスーっと入ってくる電車の前に飛び込めば楽になれると思ったことは何度もあります。死にたくないという思いよりも電車を止めたら色々な迷惑をかけると思いで飛び込むことはしませんでした。

 


ここまで追い詰められる前に転職を考えてください。
自分は会社に絶対に必要な人間だなんて思い込まずにもっと気軽にもうこの会社無理、転職しよう!!!って考えてください。

だって、死んだら推しに会えないんですよ。
死ぬよりも一時的に辞めた時の罪悪感抱えて転職の方がいいです。
そのうち、自分のそれまでのポジションにはまた別の人が自分のポジションに付くのだから大丈夫ぐらいの気持ちになります。

少なくとも自分の趣味や生活スタイルに合わせて転職したことは私はまったく後悔していません。

 

 

 

 


転職していなければ、毎週末横浜のDMM Theaterでペンラを振りコールをして、今日もキャップはかっこよかった…来週も頑張ろう、と思いながら帰路につく生活も出来ていなかったのだと思うと恐ろしい。